小中学生の親御さんで、お子さんが脊柱側弯症のチェックに引っかかった方へ
【小中学生の親御さんで、お子さんが脊柱側弯症のチェックに引っかかった方へ】
「脊柱側弯症」
思春期の女の子がなりやすい症状です。
もちろん男の子もなります。
側弯症
日本側弯症学会編集、側弯のしおり『知っておきたい脊柱側弯症』より
以下、公益社団法人 日本整形外科学会HPより引用
原因と病態
脊柱側弯症は機能性側弯と構築性側弯(本当の意味での側弯症)に大別され、またその原因が明らかなものから、今なお不明なものがあります。
①機能性側弯
疼痛、姿勢、下肢長差などの原因による一時的な側弯状態で、弯曲は軽度で捻れを伴わず、その原因を取り除くことにより側弯は消失します。
②構築性側弯
脊椎のねじれを伴った脊柱の側方への弯曲であり、もとの正常の状態に戻らなくなった状態です。このなかにはいまだ原因がわかっていない側弯症と、原因である病気がわかっている側弯症があります。
1) 特発性側弯症:
脊柱側弯症のうち80%前後を占めますが、その原因はいまだ不明です。
家族内発生が多いことから遺伝の関与が考えられますが、いまだ特定の遺伝子は明らかになっておりません。
発症年齢により乳幼児期側弯症(3歳以前に発症)、学童期側弯症(4歳から9歳に発症)、思春期側弯症(10歳以降に発症)にわけられ、それぞれに特徴があります。
乳幼児期側弯症には自然治癒する傾向にあるものと、強い進行を有するものがあります。
最も高率にみられる思春期側弯症は圧倒的に女子に多く、側弯の型も共通性があります。
特発性側弯症が進行するかどうかを予測することは難しい点もありますが、年齢や弯曲の型、程度などが参考になります。
一般には、年齢が若く、女子では初潮前や骨の成熟が未熟な例は進行しやすいと考えられます。
2) 先天性側弯症:
せぼね(脊椎)などに生まれつきの形の異常があるために、成長期に左右の成長に差が出ることから側弯症に進展します。
泌尿器系や心臓などの他の多臓器にわたって生まれつきの異常がある場合が少なくありません。
3)神経原性側弯症:
神経が障害されたことによって、せなかや横腹に筋肉が麻痺したために脊柱を支える力が失われ、曲がってきたものです。
4) 筋原性側弯症:
筋肉が萎縮する病気で代表される筋ジストロフィーなどの筋肉の病気による側弯症です。
5) 間葉系疾患による側弯症:
マルファン症候群、エーラス・ダンロス症候群などの血管や結合組織の生まれつきの病気による側弯症です。
6) その他の側弯症:
小児期の病気や外傷後の脊髄麻痺後や放射線治療後、やけどなどのケロイド、くる病などの代謝疾患などの様々な原因により側弯症が起こります。
~ここまで~
原因が不明であることは、
病院での治療法は確立されていません。
病院では、経過観察
→コブ角がひどくなった
→手術しますか?
or装具着けますか?
こうなるのは、やっぱり嫌ですよね。
では、酷くなる前に
何かしらできることをしましょう。
カイロプラクティックの矯正だけで、
どうこうできるわけではありません。
その改善として、
栄養・運動・睡眠環境を整えていく
ことが大切です。
まずは、親がお子さんの
体の状態に興味を持つこと。
気に掛けること。
↑↑↑ココ重要です。
その次に、どのようにしたら
良くすることが出来るのかを
何でもいいから自分でも調べること。
そこから改善が始まると考えています。
手術や装具以外で他に
改善法はないかと思っている方は、
カイロプラクティックRebonesまたは
お近くのzenkenkai所属の
カイロプラクターに
相談するのも一つの手段です。
今回は症状の紹介だけでした。